クシャミと共に始まる朝、皆さまいかがお過ごしですか？花粉症と奮闘中、受付の正木です。

新型コロナウィルス、マスク不足など暗いニュースが続いていますが、そんな中でも桜の開花予想の明るい話題もきかれるようになりました。今年の深谷市の桜の開花予想は３月２０日。満開の予想は３月２６日になっています。私が子供の頃は桜と言えば４月の入学式頃に満開だったと記憶しているのですが、暖冬の影響か年々開花が早くなっているようです。

桜と言えばお花見が楽しみですが、お花見の起源は奈良時代の貴族の行事にさかのぼります。当時のお花見では中国から伝来した梅を観賞していましたが、平安時代に桜に代わってきました。さらに、桜の木の下に集まって飲んだり食べたりする現代のお花見スタイルになったのは、江戸時代からと言われています。

そして桜の季節の楽しみの中に、私の大好きな桜餅があります。この桜餅、関東と関西では姿が違うのをご存知ですか？まず関東の物は餅の生地を薄く焼いて２つ折りにします。それでこしあんを包み桜の葉で巻いています。次に関西の物は道明寺粉を蒸して餅を作り、これにこしあんを詰めて桜の葉で包んでいます。同じ桜餅でも随分姿が違うのがおもしろいですね。そしてこの桜餅の香り、桜の葉を塩漬けにした事によって出る香りなのです。桜ではなく、桜の葉の香りだったのは意外でした。しかし全国和菓子協会の見解としては、菓子本来の味を感じるために桜の葉は食べない事を推奨しているんだそうです。えー！私ずっと食べてました！あのあまじょっぱさが好きなのに……。まあこれは好みの問題ですので個人にゆだねられることでしょう。

コロナウィルスの影響でお花見の規制がある所も多いようですが、深谷市では唐沢川桜堤の３ｋｍ３００本の桜や、深谷グリーンパークパティオのチューリップ３４０００株と桜の饗宴など見どころも多いです。少しでも見に行けるといいですね。

何かと暗いニュースの多い今日この頃ですが、年に１度のこの美しい季節。下を向いてたらもったいないですね。満開の桜を眺めながら、私も上を向いて歩こうと思います。

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