朝晩の寒さに耐えかねて、とうとうコタツを出しました。
皆様いかがお過ごしでしょうか、受付の正木です。
秋も深まって、朝晩冷え込むようになってきました。
夕飯の献立を考えるときも、何か温かいものをと思い浮かべる日が増えたように思います。
先日は体調を崩した息子に「温かく、栄養があって食べやすい物」をと思い久しぶりに「煮ぼうとう」を作りました。
渋沢栄一の好物であった事でも知られる煮ぼうとうですが、小麦粉を比較的容易に手に入れる事ができた土地ならではの、深谷の郷土料理です。
それぞれのご家庭の味があると思いますが、我が家の場合ですと入れる具材は、
豚肉、大根、にんじん、ごぼう、里芋、こんにゃく、椎茸、油揚げ、ネギ
と言ったところでしょうか。
味は醤油味で、幅広の麺を入れて煮込みます。あまり食欲がない時でもお椀に1杯食べれば、体も温まりいろいろな栄養が取れます。私自身も子供の頃から食べている、家庭の味です。
煮ぼうとうといえば、深谷だけでなく山梨の郷土料理でもあります。
山梨のほうとうは味噌味で、大きいカボチャが入ってるのが特徴です。
うちの夫は山梨出身です。私も山梨に行って、何度もほうとうを食べました。
私のイメージで言うと、麺は深谷の物より幅広で厚め。大きなカボチャやじゃがいも、里芋人参が大きめにカットされて入っていました。ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになります。
面白いのは、あずきのほうとうがあることでしょうか。
お正月に食べる「お汁粉」のお餅が、ほうとうの麺に代わったのを想像するとわかりやすいかもしれません。
私はまだ食べた事がないのですが、味はやはり「甘い」そうです。
甘いうどん、なかなか味が想像できないけど機会があればトライしてみようかな‥?
基本、醤油味の煮ぼうとうですが、もちろん味噌味も作ります。その時はカボチャもたくさん入れて煮ます。
結局どちらも美味しいのです。
これからますます寒くなるので、煮ぼうとうの出番も増えていく事でしょう。
体が温まって、野菜の栄養もたっぷり、そして実は意外と簡単…ですからね笑笑。
もうすぐ11月、インフルエンザ流行の声も聞こえてきました。
皆様も風邪など引きませんように、くれぐれもご自愛くださいませ。
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